klisに集まるのはどんなひと

klisに集まるのはどんなひと
こんばんは、獲物です。klis12の末端で絶賛療養中です。

http://www.adventar.org/calendars/704
klis Advent Calendar 2014の日付としては最後の投稿者ですね。

突然ですが、皆さんはこの動画を見たことはありますか?

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 02:51あたりに流れる「がまがえる大学がまがえる学部」すなわちklisですね。この動画が作られたのは2012年の4月、入学したての頃は「ほへー」と思いながら見ていた気がします。作成された当時とは状況がかなり異なっているのですが、現状は概ねこの通りです。さて、ここではがまがえる大学がまがえる学部に集まるおたまじゃくしについて見ていきましょう。

本当に司書になりたい人が来るのか
 klisの正式名称はご存じの通り「知識情報・図書館」です。この「・図書館」に惹かれてやってくる生徒は数多く存在するようですが全てという訳ではないようです。程度の差はあるものの必修科目ではない「北欧図書館概論」の履修率がほぼ100%であるために、初めは興味を持っていたものの段々薄れてくるという人たちが続出するのが実情みたいですね。

klisにいる人の属性
 私の勝手な解釈ですが、klisにいる人は以下のような属性を持つ人が多いようです。

  • 図書館(以外の他の事)に興味を持っている人
  • 本当は別のことやりたかったけどklisならそれができると思ってくる人
  • 数学が苦手な(もしくは文理できない)プログラマー
  • 地元の人、在学生・卒業生に関係者がいる人
  • その他

(3年次編入については触れないでおきます)
それぞれの属性について詳しく見ていきましょう。

図書館(以外の他の事)に興味を持っている人
 図書館も含めて様々な事に興味を持っている人たちです。あらゆる分野の資料を収集して提供する図書館の性質を考えれば当然と言えば当然で、むしろ図書館「だけ」に興味を持っている人というのはかなり少ないと思われます。やりたいことが多すぎていわゆる「学類迷子」になりがちですが、自分の意志と選択の余地が存在する点で幸せな人たちでしょう。
 このカテゴリーに入れるかどうか悩ましいですが、最近は「知識情報学」をやりに来たという学生も増えてきたようです。学類としては喜ばしいのですが、図書館情報学よりもカリキュラムが整っていないため「とても興味のある科目」も「まったく興味のない科目」も取らないといけない状態になっているようですね…

本当は別のことやりたかったけどklisならそれができると思ってくる人
 良い名前が思いつかなかったのでそのまま書きました。他大の学科や筑波の他学類を目指していたが何らかの事情で行けなかったためにklisに来たという人たちです。分野は社会学・教育・国際・理工と多様で、主専攻実習のテーマ選択やレポートの主題に露骨に出てきます。ただし教員自体も出身は図書館情報学ではないという方がかなり多いため、卒検辺りで本領を発揮するかもしれないです。
 また、司書というよりは公務員になりたいという学生が多いようです。これは学生がそうなりたいというよりも、学生の親が公務員になって欲しいため、どこからか情報を聞きつけてご子息を投入してくるようです。ただ一言だけ言っておくと、一般的な行政職の一次試験(いわゆる教養試験)のバックアップは手厚いものの、二次試験(行政学といった専門試験)は全て自習かつ法学部出身の学生と比べて知識量が薄くなるので、カリキュラムの隙間を使って勉強するかWスクールでもしない限りかなりしんどい事になります。
 その他、単純に筑波大というブランドが欲しいためだけにklisに来る学生も何人かいるようです。そういう学生は本学の方に入り浸っていたり、時には転類する人もいるようですが、あまり長続きする印象は持っていません。

数学が苦手な(もしくは文理できない)プログラマー
 語弊のありそうな言い方ですが事実です。情報学群には主にハードを扱うcoinsとソフトを扱うmastが存在するため、プログラミングや開発に興味があるなら普通そっちに行くだろう、という話です。ただ、数学が苦手だからダメと言いたいわけではなく、むしろ英語ができないとまずいのでは?と傍から見ていて思っていることがあります。たまに図書館に興味を持っていそうな人を見かけますが、扱う題材が「図書館」か、図書館に対して急激に興味を失うのが常です。ただし、電子図書館というのに相応しい電子書籍・データベースやSNSといった人が絡んだサービスや人の文章を扱った自然言語処理はかなり強いらしいです。

地元の人、在学生・卒業生に関係者がいる人
 地縁・血縁があって来た人たちのことです。地縁がある人はつくば市内から通学圏内と幅広く、「宅通民」と呼ばれています。特に県内やTX沿線上にいる人は朝寝坊が命取りでテストの日に憂き目にあったような人も毎年何件か発生しているようです。「通学県内」にあるために親どころか大学から「寮に住むな」と言われ、車持ちは友人の足にされることも多々あるようです。私は数人しか知りませんが、兄弟や知り合いが通っていたという学生がいるみたいです。

その他
 大抵はどれかの属性に当てはまる人が多いと思うのですが、たまに全く当てはまらない人も存在します。来た理由を個別に聞くと大変面白いことが多いのですが、特定できる要素が多すぎるので「その他」としてまとめておきます。

いかがでしたでしょうか。適当な区分けなので細分どころか不可分だと思われるのでこの辺にしておきます。内容としては特定の個人を想定して書いた訳ではありませんが、一部の方にとって不快な内容かもしれません。言いたいこと・聞きたいことが何かあれば@blood_discusへどうぞ。それでは、メリー・クリスマス。